早期に開始し、TOEFL、GMAT、エッセイの山を重ならずにやったことが功を奏した
1)なぜMBA留学を目指したいと思ったのか
私の中では、Why MBA?に本音と建前があります。まず建前としては、
①日系大企業では身に付けられないようなDecision-making skillを、MBAというリスクフリーの環境で学びたい、
②インターナショナルな環境でリーダーシップを発揮するための能力を磨きたい、
③ファイナンスを体系立って学びたい、の3点でした。
そして、オーソドックスですが、これまでの経歴と将来やりたいこと(特にShort-term goalが重要です)を繋げるに当たって、これらの3点が必要不可欠なのである、というストーリーにしました。
他方、本音では、上記の3点に加えて、何よりも、世界の中で断トツに優秀な人たちと過ごす2年間は、今後の人生においてかけがえのないものになるという確信を持っていたからです。
2)MBA留学を目標としてからどのように準備を進めたのか
幸いにして会社に派遣留学制度がありましたので、それへの応募を念頭に準備を進めてきました。私は入社6年目(出国時)ですが、準備の進め方としては、TOEFLは入社1年目から、GMATは3年目から準備をスタートしていました。早期の留学準備が奏功したこともあって、4年目の年末に社費留学が決まった時点で、TOEFLは十分なスコアを既に獲得しており、GMATも680点程度は取れていた状況(その後GMATスコアはアップデートしています)で留学準備に本格的に取り掛かることができました。みなさんが口を揃えて言うことですが、とにかく早めの準備がキーだと思います。
社内選考クリア以降の私のスケジュールは、以下のとおりです。基本的に、TOEFL、GMAT、エッセイの山を重ならずにやることができたので、良かったと思います。
2016年12月:社内選考合格
2017年1〜4月:GMAT勉強
同3月:Reve初回カウンセリング
同4月:GMATクリア
同5月:Reveで人生の棚卸し
同6月:レジュメ作成、リーダーシップエピソードの整理、推薦状頭出し
同7〜9月:エッセイ・推薦状作成
同9月:Application提出(1st Roundで全校出願)
同10〜11月:インタビュー
同11〜12月:合否発表
3)なぜReveを選んだのか
会社の先輩(オックスフォードMBA卒)から薦められたためです。特に、日本語と英語のカウンセリングをシームレスに行うことができることに最大の魅力を感じました。カウンセラーは基本的に違うタイムゾーンに在住なので、日本時間の夜に原稿を投げておくと、翌朝までには添削が返ってくることもグッドです。
また、より思想的な話として、Reveのカウンセラーとコンタクトした時に、倫理的にクリーンな印象を受けたということもあります。このため、初回の無料カウンセリングでReveを気に入ってしまったため、特段他のカウンセラーには当たりませんでした。
4)実際にReveのカウンセリングを受けてどういう点が良いと思ったのか
私は、日本語は田中さん、英語はJessicaとアプリケーションを練りましたが、最初に田中さんと一緒に人生の棚卸しを行いました。そこでは、自分では気付かなかったような自分のコアバリューや人生のテーマを見つけることができました。そこでブレストした内容が、その後のエッセイのコアな部分となっています。特にStanford GSBの“What matters most to you and why?”の答えは、田中さんと一緒に探した答えを書いたものです。余談ですが、HarvardとStanfordのエッセイは、自分の人生そのものを全てぶつける覚悟でエッセイを書かないと、受からないと感じました。一方、それ以外のビジネススクールに関しては、Why MBA?がしっかりしていれば、(スコア等が揃っていれば)合格できるような感覚を抱きました。
Jessicaについては、レスポンスが非常に早く、常に厳しい添削・指導をしてくれました。1週間かけて推敲したエッセイを厳しく批判されたときはさすがにへこみましたが、その作業を繰り返すことで、結果として非常にクオリティの高いものを書き上げることができました。お陰で、自分のエッセイに自信を持つことができたため、在校生の方などに見てもらうことはありませんでした。
また、現金な話で恐縮ですが、カウンセラーの時給は一般的に高額なわけですが、Reveのカウンセラーは、雑談の時間を差し引いて計上してくれるところも、個人的にはポイントが高かったです。
5)これからMBA留学を目指す人々にアドバイス
MBA受験の真髄は、プロジェクトマネジメントです。プロセスの大変さにめげそうになることもありますが、目の前のものを一つ一つ丹念に解きほぐすことで必ず攻略できると思います。
あと、スコアメイクは大事です。「テストスコアよりもエッセイやインタビューが大切」と良く言いますが、これは一側面しか捉えていない意見だと思います。正確には、「テストスコアもエッセイもインタビューも大切」です。アプリケーションの提出という明確な期限がある中で、テストスコアをどこまで極められるか(≒どこまでで妥協するか)が、受験プロセス全体において鍵になります。だからこそ、早めから準備することで、テストスコアを自分の限界まで高めることが重要なのです。スコアさえ用意できれば、あとは、Reveに任せましょう。